このページでは「sumifs関数」について学びましょう。
これまでの記事でsum関数、if関数について学びました。復習すると、
- sum関数は合計の算出
- if関数は条件の分岐
する関数でした。
sumifs関数は名の通り、この2つを合わせた関数になります。つまり、 条件付きの合計を求める ことができます。
- 商品別の売上
- 担当者別の売上
など、 分析業務では〇〇別◇◇ を求めることが多いです。そのため、この関数を使いこなすことでより高度な分析が可能になります。
※ちなみに似た形でsumif関数がありますが、こちらは使わず、sumif s 関数を使いましょう。(形は似ているものの書き方が変わります。そのため、より新しい2007年に登場したsumifs関数で十分です)
使い方
スタート
ある企業で下図のような売上が出ています。
行いたいこと
みかんの売上がいくらかを算出したいです。(オレンジセル部分)
ゴール
よって、以下のように1,500円の算出を目指します。
スタート と ゴール が明らかになったので、sumifs関数を使ってどのようにみかんの売上を算出するのかを学びましょう。
sumifs関数は以下のような構文になっています。
=sumifs(合計したい範囲, 条件範囲①, 条件①, 条件範囲②, 条件②, …)
条件が1つ→条件①まで記述し括弧を閉じる
条件が2つ→条件②まで記述し括弧を閉じる
3つ以降も同様です。
(ちなみに条件は127コまで並べることが可能です。)
よってAさんの売上を集計する場合は次のように記述すればOKです!
- 合計したい範囲 → C2~C8セル
- 条件①の範囲 → B2~B8セル
- 条件① → “みかん”
実際の記入画面を見てみましょう。
これだけで条件付きの合計金額(みかんの金額)が出せます!
合計する対象が増えれば範囲を広げればOKです!sum関数であったように範囲を列全体にすることも可能です。列全体を選択すると、範囲を都度修正する必要がなく、より効率的なファイルが出来上がりますよ!